「キラキラネーム」がなくなる!?【改正戸籍法】とは?認められる読み方の基準は?勝手に改名されてしまう危険性も。

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唯愛(ゆめ)、心愛(ここあ)、輝道(きせき)、月(るな) などなど
長年物議を醸してきた「キラキラネーム」に行政のメスが入る!?

2025年5月から施行される【改正戸籍法】ではある規定が設けられており、
結果的に「キラキラネーム」は世間からなくなっていくかもしれません。
それだけでなく、独特な読み方をする名前は自分の知らない間に勝手に改名されてしまうかも?

来年5月から施行される改正戸籍法について、大切な情報をさっくりまとめてみましたので
気になる方はぜひ最後までお付き合いください。

【改正戸籍法】「ある規定」とは?

さっそく冒頭で述べたある規定の内容に入っていきます。

【改正戸籍法】では、
用いる文字の読み方として一般的に認められているもの」という基準が設けられています。

赤ちゃんが生まれると、出生届を出しますよね。
そこに赤ちゃんの名前を記載するわけですが、
【改正戸籍法】が施行されると、出生届を出す際にふりがなを戸籍に登録することになります。
そう!これまでは、読み方、つまりふりがなは戸籍に記載されていなかったのです!
みなさん、お気づきでしたでしょうか?
私はこの記事を書くまで、まったくそのことに気づいておりませんでした。。。

出生届けに記載し、戸籍に登録するふりがな、つまり読み方の基準が
用いる文字の読み方として一般的に認められているもの
でなければならない、ということなのです。

・・・・といわれても、
それって一体どういうことなのでしょう。

赤ちゃんの名前に『NO!』が突きつけられるかも!?その読み方、アリ or ナシ?

漢字の読み方として一般的でなくても、氏名として現に使用している読み方は原則許容する方針だ。法務省によると「海」を「マリン」「騎士」を「ナイト」として外国語と連想させる読み方は使用例があり、既に名乗っている人は認められる可能性が高い。

例外的に戸籍に記載できない読み方もある。法務省は、①「高」を「ヒクシ」として漢字の反対の意味になる②「太郎」を「ジロウ」として書き違い、読み違いかどうか判然としない③「太郎」を「ジョージ」「マイケル」として漢字との関連性が認められない―といった3類型を例示。社会を混乱させる読み方は戸籍に記載できないと説明する。こうした読み方を届け出た場合、戸籍の読み仮名が「未定」となる可能性がある

引用:「ピカチュウ」容認?基準なお不明確 戸籍の氏名、読み仮名が必要に【政界Web】

なんと!すでに名前として使用している読み方は原則許容するということですので、
キラキラネーム」が消える、無くなるということはなさそうです!

ただ、前例のない読み方、つまり完全なる新種の「キラキラネーム」はどうなるのでしょうか。

また、
・漢字の意味と反対になる読み方
・読み間違い・書き間違いなのではと混乱を招く読み方
・その漢字と関連性のない読み方
は認められないとありますが、あいまいですし少し分かりづらいように思います。

具体的な基準はまだ明らかになっていませんが、2025年5月の施行までに何らかの基準が通達される予定だそうですので、これからお父さん・お母さんになる方は行政の動きに注目ですね!

「私の名前が知らない間に改名されてた!」も起こり得る?

さて、ここまでは新生児の名づけの段階でのお話しでしたが、
すでに名前をいただいて生活している我々はどうなるか。

国民には、2025年5月以降に本籍地の市区町村から登録予定のふりがなが書面で通知されるとのこと。

そこに記載されているふりがなが正しければ良いのですが、
もし間違っていたならば、1年以内に届け出をする必要があり、
届け出なかった場合は通知に記載されているふりがなが戸籍に登録されてしまいます。

つまり、きちんと期限内に届けを出すことができなければ、
行政側に勝手に改名されてしまうのです!

通知が届いたら必ず、自分を含め家族の分までしっかりふりがな表記を確認せねばですね!

というのも、めずらしい読み方は現代っ子だけでなくご高齢の方にも多く存在するからです。

こちらの動画で紹介されている昭和4年に出版された荒木良造著の『奇姓珍名集』には
明治・大正時代の名前が集められておりその中には
『大統領』さん(読み方不明)や
『二三四五』さん(にさしご)等
パッと見では読めないお名前が多く収録されているそうです。

ひいおじいちゃんやひいおばあちゃん、ひいひいおじいちゃんやひいひいおばあちゃんに
『なんと読む!??』なお名前の方はいらっしゃいませんでしょうか。
行政からふりがな表記の通知が届いたら、細部までしっかりチェックしましょうね!

しかし、、、
現代と様相は違えど、昔もクリエイティブな名づけは存在していたのですね。
まさにエンドレス!な名づけの可能性を感じると同時に、今回の【改正戸籍法】はそのような文化を断ち切るものになりはしないかと、私はちょっぴりさみしい気持ちになってしまったのですが、みなさんはどう思われますでしょうか。

最新の名づけトレンドは

ところで、2024年はどんな名前、漢字が人気を集めたのでしょう。

男の子は「碧」(主な読み「あお」)が、昨年2位から2年ぶりに1位になりました。
女の子は「凛」(主な読み「りん」)が、2009年以来の1位に。

引用:2024年たまひよ赤ちゃんの名前ランキング

意外といってはなんですが、わりと素直に読める漢字と読み方ですよね。

改正戸籍法が定める「用いる文字の読み方として一般的に認められているもの」という基準にもおおむねマッチしていると思われますが、漢字のチョイスや読み方そのものは
とっても現代的でオシャレな雰囲気が漂っているような気がします。

まとめ:全国民にとってのビッグイベント・改正戸籍法

これから生まれてくる赤ちゃんも、すでに名前をいただいている私たちも、
すべての名前のふりがな表記を標準化する、という【改正戸籍法】

国民全世代に渡って事故が起こりかねないビッグイベントといえるのではないでしょうか。

自分や家族の名前が正しく戸籍に登録されるよう、
行政からのハガキや封書は必ず確認するようにしましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください☆

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